地域事例研究ネットワーク 報告書 |
第 2 回 |
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エリア 南部地区 |
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実施場所 ZOOM |
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実施日 |
令和
5年 2月 14日 |
時間 |
14:30~16:30 |
出席者 |
22人(20端末) |
テーマ |
『認知症高齢者の服薬管理について』 *事例提供者:ケアプランはるな 広野 美緒子 様 *ゲスト:石川薬局ゼフィルス 石川 友康 様 *ZOOMを使用したオンライン研修 |
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研修の概略 |
①事例提供者からの事例説明(広野様) ②グループワーク(事例提供者からの課題について)及びグループ発表 ③講義「薬剤師の居宅療養管理指導・服薬について」(石川様) ・「薬剤師の居宅療養管理指導、導入方法等について」 ・「薬の正しい使い方、服薬の基本的な考え方」 ・「ブランウンバッグ運動について」 |
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結果 |
今回の研修は、地域性を重視し、南部地区(小鹿豊田、八幡山、大谷久能)に所属する支援者限定のオンライン研修とさせていただきました。 今回の提供事例は一時施設入居を検討するが、本人の強い希望で在宅生活を継続することになった認知症高齢者について。引継ぎケースとして介入していったが、認知症の進行により、服薬管理が困難となり、残薬が増えていき、引継ぎ場面や対応方法に苦慮したケースについて皆で検討しました。事例提供者の検討課題は以下2つ。 ①CM交代時に各事業所とどのように関わりを持ち、情報共有すればよいか。 (悩み:ヘルパーがとこまで利用者の支援を行っているかの把握、薬の管理について、「いつ」「どこで」「誰が」「どのように行っているか」「自己調整薬の把握や管理・問題点」などの把握の仕方) ②徐々に増えていった訪問について、どう対処すればよかったのか。(電話での聞き取りが難しく、体調不良を訴えることが多かった。) この2つの検討課題に関するグループワークを行い、各グループ活発な意見交換が行われました。『認知症×服薬』といったテーマが、各ケアマネ直面しやすい事例だったこともあり、活発なグループワークが行われた印象です。事例提供者からは、グループワークで話し合われた発表内容を元に、医療連携を深めていく必要性を改めて認識したといった感想や支援に対する気づきがありました。また、石川様(石川薬局ゼフィルス)より、今回の事例で連携を取った場面や状況の説明に加え、居宅療養管理指導や内服薬に関する講義を行い、『服薬』に関するケアマネとの連携方法や対応について解説いただきました。 ケアマネ同様、薬剤師も認知症高齢者の対応に苦慮することもあるようで、お薬手帳等にケアマネの名刺や連絡先の記載があると、ケアマネとのスムーズな連携が取りやすく、適切な支援に繋がりやすい旨お話がありました(ぜひご協力お願いします!と伝言です)。 |
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次回の研修について |
次回の研修は、令和5年7月頃の開催となります。日程・内容が決まり次第アナウンスさせていただきます。 |
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司会 |
ツクイ静岡 近藤 久美子 |
記録 |
小鹿苑 ケアプラン部 狩野 陽 |
講師 |
石川薬局 ゼフィルス 石川 友康 様 |
静岡市で活動する介護支援専門員(ケアマネ)のためのページです。葵区・駿河区・清水区の各支部で活動を展開しています。各種研修の情報、業務に役立つ情報をお送りします。