2021年10月28日

令和3年度 清水・蒲原由比地区地域事例研究ネットワークを開催しました

開催日:令和3年10月11日(月)開催時間:13:30~15:00
会場:リモート研修(Microsoft Teams)
参加人数:30名(内ゲスト1名)

事例タイトル
「あれっ?これって虐待?ケアマネジャーのわたしはどうしたらよいだろうか?」
 ~~高齢者虐待をケアマネジャーがひとりで抱え込まないために~~

概要
本人、妻、子の3人暮らし。自営業で子が後を継いでいる。
本人は転倒による大腿骨骨折、上腕骨骨折により入院したが手術、リハビリを経て退院され在宅へ戻っている。アルツハイマー型(Ⅲa)にて指示が入りにくい。通所サービス2ヶ所、福祉用具貸与(特殊寝台)のサービス利用。夫は現在入院中。

【1】①、②の場面に分けてグループワークを行う
場面①
デイサービス送迎時にケアマネジャーが訪問すると、子の怒鳴り散らしている声や罵声が家の外まで聞こえてきた。中に入ると排泄の後始末をしている最中であり、子から「ついイライラして立ち上がってしまった母のおしりを叩いてしまった」と打ち明けられた。

場面②
子が仕事で朝いない時には近所の人に頼んでいるが、頼めなかった時は「入院してた時のように車いすに座らせて縛っておくので…」と言われた。

【2】各事業所ごとに、場面①と②についてグループワークの発表
【3】講義:「高齢者虐待」について  清水区高齢介護課 中島様
・高齢者虐待防止法による福祉関係者の責務や静岡市と連携した対応の流れ、支援の視点等について学んだ。                                                                                                                                                                        

【担当者の感想】
はじめてのリモートでの研修だったが大きなトラブルもなくスムーズに進行できた。今回は各事業所ごとのグループワークになったが、次回は他事業所とのグループワークを行ってみたい。                       

【会員の声・意見】
・虐待はケアマネ業務をしていると必ず遭遇すると思う。事態が大きくならないためにも、些細なことでも居宅内・包括に相談していきたい
・もしかしたらと感じる家族がいると思うので少しでも早く気が付き対応していきたい。
・アセスメントをしっかり実施し、モニタリングの際でも家族の負担等を聞き取る。