2017年2月3日

第2回 清水・蒲原由比地区地域事例研究ネットワークを開催しました。

研修名:清水・蒲原由比地区地域事例研究ネットワーク
開催日: 平成29年1月18日(水)
開催時間:9:30~11:30
開催場所:白銀すこやかセンター 3F 大会議室 
付与ポイント:総合研修 2P
参加者数:29名(ケアマネ) 清水歯科医師会:平田歯科医師
         歯科衛生士:3名  清水福祉事務所蒲原出張所 1名   
          
 事例タイトル:「なぜ口腔ケア・口腔機能の視点がケアプランに必要なのか」
 研修主旨:日頃、介護予防として口腔ケアが必要と分かっていても、歯科医師や
     歯科衛生士等の専門職と具体的に関わりを持つ事が出来にくい為に
     今後、連携を取れたらいいと思い企画。

≪事例内容≫誤嚥性肺炎で退院後、歯磨きを一切されず口腔内の状態を把握出来るのはデイサービス利用時のみという男性利用者。
デイサービスの介護スタッフから、義歯を掛ける自歯が抜けて金具が浮いているとの報告あり。家族は「歳だから。歯医者にも連れて行くのも大変」と本人任せで介入していない状況。口腔機能向上はもちろんの事、介護に対し家族に関わりを持ってほしいとケアマネ・歯科衛生士さん・介護スタッフの思いもあり、家族の理解を得て口腔機能訓練をプランの中に導入。
問題点があるものの徐々に家族の口腔ケアに対し意識が高まり協力が得られるようになった事例を検討。








前半は事例研究、後半は3グループに分かれ日頃の疑問を歯科衛生士に聞きアドバイスを受け、改めて介護の視点として口腔ケアについて学びました。アセスメントの際に使用することが出来る「お口の機能チェックシート」等の活用の仕方も教えて頂き、今後のプランに生かしていく事が出来そうです。

研修の感想(抜粋)
・後回しにしがちな口腔ケアの大切さ、義歯の大切さを改めて学び利用者を思い浮かべながら本人・家族へのアプローチの仕方を「その方法があったか!」と気づかせてもらいケアプランに積極的に取り入れたいと思った。
・実際に自分の口腔チェックも組み込んだ内容で興味深く話しを聞くことが出来た。
・各グループに歯科衛生士が入ってくれたので、より貴重な生の話を聞く事が出来て良かった。
等の貴重な感想をいただきました。今後も様々な取り組みを考えながら事例研究ネットワークを開催していきたいと思っています。