2016年12月19日

事務局よりお知らせ≪静岡市ケアマネット協会 法人化に向けて≫

法人化に向けて 

 現在、静岡市ケアマネット協会では、平成29年中の法人化に向けて議論を重ねています。これは、平成28528日設立総会の「事業計画」において「法人化の実現 ①社会的認知を高め、事業の継続性を担保するために、平成29年中に法人組織にする ②行政との連携を深め、委託事業等について検討する」とうたわれており、その計画の実現に向けての取り組みを行っているところです。現在の進捗状況をここでご報告させていただきます。
 旧組織からの課題として、現在の協会運営は非常に不安定なものであったということがあります。実際のところ、実務的な事務局(-場所)を持たず、役員・委員・会員のみなさんの善意でここまで継続できたことは、ある意味奇跡的なことだったと思います。日々の忙しい業務の中、仕事のすき間時間やプライベートな時間を割いて会の運営を実現してきたのは、ケアマネジャーの社会的使命をきちんと果たしたいという思い、そのものであったかと思います。
 新組織となり、これまでの思いはそのままに、さらに継続・発展していくことは、組織としての大きな使命です。この使命を実現したいと思っています。

1.事務局体制の確立
 社会的認知を高め、事業の継続性を維持するためには、何よりもしっかりとした事務局を持つということが絶対条件です。そのためには、㋐協会の事務に専念する事務局員を確保すること ㋑協会の事務が行える一定の場所、機器等を確保すること が必要不可欠です。
 これまでの理事会において、㋑事務局の場所を借り賃貸料を支払う契約の実施を決定し、実行しました。また必要機器(パソコン、複合機等)を購入する決定をし、実行しました。
 ㋐の(一定時間)専従の事務局員を雇用し、人件費を支払うことについては、必要であるという認識の合意は取れましたが、現在の予算では賄うことができないため、継続審議中となっています。事務局体制(-場所)を継続できる予算を確保したうえで、研修事業を計画することが本来の姿ではないかという意見もあります。

2.委託事業等についての検討
 事務局体制を継続していくための方法として、一定の収入を得ることができる委託事業等を受託できないか検討しています。その前提としての法人格を取るという考え方になります。
 現在、静岡市ケアマネット協会は、500人以上の大所帯となっています。しかし、任意団体ですので、社会的には、数人の集まりと変わらない扱いとなっています。先日静岡市の委託事業の説明会がありましたが、法人格を持っていない、ということで説明会すら行くことができませんでした。身近なところでは、多くの関係組織・職種からケアマネジャーに対する期待が高まっている、社会的認知や地位が向上している、と言われている感もあります。しかし、一度社会に出てみれば、全く通用しない世界があることも自覚しないといけないと思います。先は見通せないけれども、まずは社会に産声を上げる、という考え方もあります。協会の役割・使命と矛盾しない委託事業等の受託を具体的に検討し始めたところです。
 以上、法人化へ向けての現状を、私の意見も含めて報告させていただきました。今後も法人化推進特別委員会、支部会、理事会等で検討していきます。今後とも協会の運営にご理解とご協力をよろしくお願いいたします。
                 平成281212
                  静岡市ケアマネット協会 会長 稲持弘次