2026年2月15日

第4回 東部地域事例研究ネットワーク 開催しました。

事例内容:「夫婦二人での生活を続けていくために、健康でいたいと言いながらリスクを抱える事例」

検討課題: 本人たちは今の生活を続けたいと思っているが、リスクもある。 ケアマネはどのように関わっていけばよいのか。

事例提供者: 居宅介護支援事業所 介護プラン虹 山本 佳恵 氏


日時: 令和8年2月13日(金) 9:45 ~ 11:45 

参加者:28名(委員含) 、地域医療連携センター 浅利氏

会場:東部生涯学習センター 1階 第三集会室 (〒420-0803 静岡市葵区千代田七丁目8-15)





1. 悩めるケアマネへの処方箋:「夫の支援者」というスタンス

「リスク管理をさせなきゃ」「お酒を控えさせなきゃ」 そう思えば思うほど、本人様との心の距離は開いていくばかり。そんな行き詰まりを感じていた事例提供者に対し、地域連携推進センターの浅利氏から、ハッとするような講評がありました。

「正面」ではなく「横」に立つ

事例へのアドバイスは、「夫の支援者として、伴走する立ち位置をとること」でした。

本人様の生活習慣(飲酒やインスリン忘れ)を正面から正そうとするのではなく、あくまで「ご主人の介護を支えるパートナー」として本人様に接するということでした。

  • × 指導的な関わり:「本人さん、お酒はダメですよ。インスリンを忘れないでください」

  • 〇 伴走的な関わり:「ご主人が家で過ごすためには、パートナーである本人様の健康が不可欠です。だから、私は本人さんの体が心配なんです」

「本人の話は傾聴する程度で寄り添い、多職種との連携をさらに強化する」。 ケアマネジャーが全てを背負い込むのではなく、医師や通所リハビリ、訪問看護などチーム全体で本人様を見守る体制を作ることが、結果としてY様のリスク軽減につながります。


2. 事例提供者の気づき:心が軽くなった瞬間

この講評を受け、事例提供者さんは、大きな気づきを得ました。

「夫の介護に寄り添うパートナーという事を伝えてもらえたのが、とても心に響いた」

本人様を変えようとするのではなく、本人様の「夫を支えたい」という想いを尊重し、そのためのサポーターに徹する。 「私がなんとかしなきゃ」というプレッシャーから解放され、「多職種連携から情報共有を行い、支援をしていく」という明確な方針が見えました。

今年度は無事に終了いたしました。1年間、本当にありがとうございました。
来年もどうぞよろしくお願いいたします。