テーマ「今後の地域包括ケアシステムについて
2040年、地域で君たちはどう生きるか
~自分ごととして捉えてみませんか~」
講師 静岡県立大学 東野定律 教授
方 法 オンライン開催(Zoom)
日時 令和7年9月6日(土)9:30~11:10
参加者 60名
私達ケアマネジャーは、独居や老夫婦、認知症を抱えた家族、利用者側のモラル低下、サービス拒否の支援、医療依存度の高度化、虐待、生活困窮者等々、複合的な生活問題を抱えた世帯が地域に存在する現実を日々、実感しています。
講義の中で東野教授は「複合的なケースについては伴走支援するケアマネジャーが根本原因(火種)を早期に発見し、多職種チームによる適切な包括的ケアができるよう支援体制の連携を図ることが理想」とお話ししてくださいました。
上記の連携には他職種同士の価値観の共有が必要であり、共通の目標に向かって協働する意識統一を図ることが重要となってきます。
例えば、静岡市ケアマネット協会としては、それぞれの課題に対し、システム的アプローチのローカルルールを作成することなどが考えられると思います。
社会貢献活動として、地域ケアへの参画の促進など、地域住民としてチームビルディングを進めていけば、地域共生社会の実現につながるかもしれません。
行政に依存するのではなく、地域を守ろうと考えてくれる民間企業や地域の協力者とともに皆で行える「何か」を探し出すことが出来れば、複合的な生活問題を抱えた世帯を救えるのかもしれません。

今回の静岡市ケアマネット協会の全体研修にご参加していただき、ありがとうございました。
次回の参加もお待ちしています。