開催日時: 令和6年2月21日(水)14:30~16:30
開催場所: 来てこ(302号室)
参加者:20名(13事業所)
■テーマ:
『小規模多機能型居宅介護の特性を活かし、在宅復帰を目指す』
■内容:
事例とグループワークを通して活発な研修となりました。
ここ数年、コロナ禍のためオンライン研修を行っていましたが、コロナウイルスが5類へ移行したことをきっかけに、今回は集合形式としましたが、集合形式の良さを感じたところであります。
今回の提供事例は小規模多機能型居宅介護で支援している脊髄小脳変性症を患う独居高齢者に関する事例を元に支援の在り方や方法について事例検討を行いました。
1回目のグループワークでは、課題の検討に移る前に、臨床像をグループごと話し合い、各グループ発表を通じ事例提供者及び参加者全員で臨床像を共有しました。2回目のグループワークでは『自宅に戻ってからも転倒が続き、新たな用具や訪問内容等の提案はしているが、本人のこだわりや性格もあり利用には至っていない。今後も転倒や怪我の危険性は高いが、現状の支援でよいのか。』といった事例提供の課題に沿って意見交換を行いました。各グループ活発な意見交換が行われ、課題に対する具体的な支援方法の提案や意見が多数挙がりました。事例提供者からは、グループワークで話し合われた発表内容を元に、「今まで小規模多機能の枠の中での考え方だったが、様々な具体的意見を伺い、支援に対する視野が広がり、実りのある検討会でした」と感想がありました。
小規模多機能型居宅介護のケアマネジャーと居宅ケアマネジャーが交わる機会が少ない点と実際に小規模多機能でどのような支援が行われているかを具体的に知ることができました。今後、積極的な連携を取る機会になったのではないかと感じています。
今後も研修を企画していきますので、皆様奮ってご参加下さいませ!