2017年8月14日

8/9(水)清水・北部地区地域事例研究ネットワークを開催しました

研修名:清水・北部地区地域事例研究ネットワーク
開催日: 平成29年8月9日(水)  
開催時間:13:30~15:30
開催場所: 北部交流センター  大会議室     


※飯田庵原地域包括支援センターとコラボ企画。

※ファシリテーターの進行で見え検マップを使用した事例検討会を行う

事例タイトル: 「癌末期  在宅看取りの支援について」
テーマ:「もっと良い援助ができないのか?と悩みながら終末期を迎えた事例」


概略:地域包括から新規紹介。本人や家族が自己判断で治療や生活をされ助言を聞き
入れない。癌初期で介入開始し1年以上経ち現在は在宅看取り期。他の家族の協力も
少なく助言を聞いてくれない場合ケアマネジャーが出来る事は何か?
問題点及び検討事項:

・本人に病気の認識がない。がんの告知を受けても受容出来ない。

・家族介護は妻が一人で実施(全てを抱え込む)

・ケアマネが予後を心配しても本人達はマイペースで自分の思い通りに生活をしてきた。
・末期の状態でも癌性疼痛を緩和させること以外は自分たちの方針に揺るぎがない。
・病気の経過と支援の経過を考えると様々なターニングポイントでケアマネが適正な助言を

 しても聞き入れないと自分のケアマネジメントの方向性も見失ってしまう。治療の方針
を決めるのは誰か?を考えながらも危険性の説明はその都度行い、治療療養生活
寄り添うケアマネジメントが出来れば良いのではないか?   等々 
結果:
・ターニングポイントで助言を伝える事に加えて「やってみたいことを聞き出す」工夫も必要
・同じように悩み、あるがままの姿を受け止めて一緒に関わる。
・「本人と妻のベスト」は何であったか?を考えると、本人達は思い通りの生活をしていた。
・「がんという病気だけに着目せずにその人達の生活に寄りそう」ケアマネ
ジメントが今後も求められていく。  等々


残された課題:
対人援助技術の習得。助言を聞いてくれないとケアマネとしての自信を無くして
しまうが、介入し過ぎても本人と家族、当事者の思いが変わってしまう(希望通
りの生活がわからなくなってしまう)。聴く事・伝える事・受容する事・再分
析、このバランスが難しい。
提出者の感想:
「あの時に移植の事をもっと強く勧めていれば今も元気にいられたかもしれ
ない」という思いで今まで経過してきたが「自分のケアマネジメントも間違って
なかった」と安心感を覚えた。


会場にいる全員が質問者となって、ご利用者の全体像を掘り下げていく
見え検マップの作業は、とてもわかりやすく、ファシリテーターの要約や
誘導でケアマネ、本人、家族の希望や問題が集約していくと、まるで自分が
その利用者を知っている様な感じがしてきて、とてもタメになる事例研究会に
なりました。ぜひ次回の事例研究会の参加をお待ちしております。