2017年6月20日

6/19(月) 藁科地域事例研究ネットワーク開催しました

研修名:藁科地区地域事例研究ネットワーク
付与ポイント:総合研修 2P
開催日:平成29年6月19日(月)
開催時間:13:30~16:00
開催場所:JA静岡市藁科支店
費用:無料 非会員500円
内容:課題整理総括表を用いたグループワーク学習
参加人数:29名


今年度1回目の藁科地域事例研究ネットワークはこれまでと同様に「課題整理総括表」を用いた形式で事例検討が実施されました。
事例は双極性障害を持った女性が夫や家族と自宅で生活しており、廃用性症候群から徐々にADLが低下している状況にある方の検討でした。

これまでは参加者の「質問力を高める」ことも目的としており、事例提供者が予め示す情報は意図的に少なくし、質問を重ねながら事例の人物像・全体像の精度を高め、はっきりさせていく過程も重要視していました。
しかし実際は情報を得る作業だけでも多くの時間を割いてしまい、最終的な見通しや課題の抽出、支援方法の検討まで進めるのに難儀してしまうことも多々ありました。

今回は昨年よりも事例提供者の宿題は多くなってしまったものの、ある程度まで帳票類が記入され、参加者にも詳細な事例の情報がスタート時点で手元にあるようにしてみました。
さらに質問を重ね情報を補い、グループとして課題整理総括表を用いて情報を整理しながら、改善につなげられる事象をつかみ、見通しをたて、課題から支援方法の検討まで行き着くことができたように思います。

事例提供者の感想として
介護している家族の一生懸命さと訪問の度に泣いている姿をみており、在宅で生活していくことがサポートできるように関わっていきたいケースだった。
家族のストレスを軽減するために通所介護なども計画に位置付けていたが、通所介護もその内容・目的まできちんと見据えて位置付けることが大切だと学んだ。
同じ事業所内のケアマネとの情報交換はできていたが、このような研修会で多くのケアマネに話を聞いてもらうことができてよかった。
とのコメントをいただくことができました。