新年 明けましておめでとうございます。本年もどうぞよろしくお願いいたします。
昨年12月に『介護保険制度の見直しに関する意見(案)』(28.12.9社会保障審議会介護保険部会資料)が提示され、平成30年度の介護保険制度改正の道筋が示されました。【ケアマネジャーに対する指導権限の移譲】の中に、ケアマネジャーに対する指導権限の移譲については、指定都市のみに限定して一律移譲することとし、指定都市においては、業務体制の確保等、移譲に向けた準備を進めることが適当であると明示されました。
静岡市においては、既に居宅介護支援事業所の指定権限は移譲されているところですので、今後は個々のケアマネジャーに対する指導権限も、静岡市が担うこととなります。静岡市ケアマネット協会は、静岡市のケアマネジャーおよび関わっているご利用者の代弁者として、より一層安定的に力強く歩みを進めていかなければなりません。
さて協会の今年の最大の課題は、「法人化」です。法人格を取る、ということはそれほど難しい問題ではなく、手間と時間と申請手数料さえあれば、簡単にできます。現在の協会の最大の課題は、組織を安定的に継続することにあります。そのためには事務局体制の確立が不可欠となります。
平成29年は、会員のみなさまに「今後の協会の在り方」を検討していただく年になります。協会の使命、存在意義を確認しながら、今後の方向性を提示し、検討していただきたいと思っています。その際は、ご理解とご協力をよろしくお願いいたします。
会員のみなさまと関係しているご利用者のご健康とご多幸をお祈り申し上げます。
平成29年元旦
静岡市ケアマネット協会 会長 稲持弘次