2016年3月15日

3/12(土) 平成27年度第2回全体研修会 を開催しました。

今年度より、静岡ケアマネ協会は、あらたな取り組みとして、ステップアップ研修を開始し、3つの講座を開講します。
開講した3つの講座とは、
 1.『がん末期患者の在宅支援(TC)講座』 (内部研修4回+外部研修)
 2.『相談援助技術・スーパービジョン(SV)講座』 (内部研修6回)
 3.『ソーシャルワーク(SW)講座』 (本年度は、全体研修会2回として共同開催)

その中のひとつである 『ソーシャルワーク(SW)講座』 の2回目の講座を、全体研修会として開催しました。

日   時: 平成28年3月12日(土) 13:30~16:30
会   場: 静岡県総合社会福祉会館シズウェル703会議室(葵区駿府町1-70)
参加者数: 133名

「ケアマネジャーが知っておきたい法律知識」
~現場が抱える問題と法律知識の狭間で~
 
講師: 渡邊法律事務所 弁護士 渡邊高秀 先生

弁護士 渡邊高秀 先生 
今回第2回目は、相談援助業務をしていて気になる身近で起こりうる事柄を10例を取り上げ、Q&A形式で法律の専門家の弁護士の視点から、詳しく解説していただきました。
<※先生への質問を抜粋します。>
●「独居のご利用者の緊急時にケアマネジャーは、入院の準備等・・どこまでかかわればいいのか?法的にやらないほうがいいことは?」
●「認知症のご利用者が徘徊して事故を起こしたらケアマネジャーに法的・社会的な責任はあるの?」
●「親切心で行ったことが思わぬトラブルに発展してしまった!訪問販売で買った高価な物を、生活に支障が来るという判断で、ケアマネが勝手に解約。ケアマネが何か責任を負うことはあるのか?」
●「個人情報の扱い。マイナンバーを入れた申請書を誤FAXしたら・・・どうなる?
●「家族の希望で訪問介護事業所と契約後、ヘルパーが訪問したが、本人が追い返してしまった。そのときのキャンセル料について、家族・本人が支払い拒否。そのとき、どうなるのか?」
●「利用者さんが外国人と結婚すると言っている・・・騙されているようで不安。どうすれば?」
●「高齢者の車の運転について。こっそり運転し、よくぶつけている。「本人が息子に黙っていて」と言っている。ケアマネが息子に黙っていて、大事故を起こした場合、ケアマネの責任は?」
●「ゴミ屋敷に住む利用者で、ガスコンロで火事になる危険がある。まわりは「どうにかしてくれ」と言っている。火事が起こったしまったときにケアマネジャーの責任は?」など・・・

質疑応答の様子
そのほか、質疑応答では、「借金が返せなく、自己破産するとどうなりますか?」「ご本人の意思尊重について」など・・・質問が上がり、渡邊先生の実体験からもお話をしてくださいました。

講演の感想について、アンケートを実施しました。(抜粋)
・事例に対しての説明と言うこともあり、具体的で、また先生が分かりやすい言葉で話していただいたため、とてもわかりやすかったです。また、今まで事例にあるような内容のことでどうしようと思って、悩んで悩んで取り組んでいたことも、意外と基本のケアマネの業務の視点で見ることで、結論が出しやすのかなと思い、気持ちが楽になりました。
・とてもおもしろかった。分かりやすく、またお話を聞きたいと思いました。
・現場に沿った内容でわかりやすく、おもしろかったです。ケアマネの間違った対応によって大きな問題になりうることは非常に恐ろしいことだと感じました。今後もより一層しっかりとした意見を持って、ケアマネ業務に励もうと思いました。 など感想がありました。

さらに、アンケートより、
「本日の研修の内容全般で、日頃の業務や活動に活かせそうですか?」との質問に、「とてもそう思う」「そう思う」という受講者が、全体の90%以上と満足度が高く、とても実践的な内容で、有意義な研修会だったと思いました。