2015年11月21日

11/19(木) 第3回大里地区地域事例研究ネットワークを開催しました。

平成27年度第3回大里地区地域事例研究ネットワーク


開催日時:  平成27年11月19日(木)13:30~15:30
開催場所:  特別養護老人ホームなごみ1階フロア
         (駿河区中島2580-1)
参加者数: 23名+弁護士先生2名

事例提供タイトル: 
「金銭管理できない利用者について、ケアマネはどこまで介入すべきか?」

今回は、静岡県弁護士会・静岡支部協力のもと、弁護士先生2名をお越し頂き、事例を通じて助言を頂きました。

4グループにわかれ、弁護士の岩山先生・彦坂先生にもグループに入って頂きました。
流れは、まず、ご本人の臨床像を深めてから、検討課題の「利用しているサービスを拒否する基準は?」「急に食べるものがない・お金がないなど連絡があり困った時にどこに相談すればいいのか?そのときのケアマネジャーとしての対応は?」などについて、グループ内で話し合い発表しました。
岩山先生
彦坂先生









今回の事例では、権利擁護センター利用など思いつくサービスをすべて勧めてみたが、本人の強い拒否があり、藁にもすがる思いで出した事例です。
事例提供者からは、追加で「(金銭の自己管理ができなく、その場しのぎで今まで過ごしてきた)利用者に対し、緊急事態(ライフラインの停止・食べるものがないなど)になったときに、曜日によってすぐに対応できないときもあり、それが原因で不幸にも亡くなってしまった場合、そのときに駆けつけることができなかった、ケアマネジャーとしての法的な責任についてどうなのか?」と弁護士先生に質問がありました。
弁護士先生からは、われわかが気づかない法的な視点から明快に助言を頂きました。

最後に、弁護士先生より『福祉相談担当者なんでも質問箱』の説明がありました。
これは、福祉団体・施設、行政機関において高齢者や障害者の介護・生活支援等に携わっている方々のための相談制度で、現場で高齢者や障害者の介護・生活支援等に携わる中で生じた疑問や心配について、法的な側面からアドバイスを頂くことができます。
まずは相談はFAXで。『福祉相談担当者なんでも質問箱』のご利用は無料です。

【福祉相談担当者なんでも質問箱・相談申込書】 ←※クリック後、印刷してお使い下さい。


事例研究ネットワークが終了後、
初めての試みとして、おしゃべり会を開催しました。
何を話すかというと、普段業務で疑問に思っていること、愚痴・世間話など、テーマは何でも構わない・・・ざっくばらんなお話会です。

参加者からは、「ケアマネの地域の仲間内でラインやフェイスブックみたいな、簡単に情報共有できるツールが使うことができれば、リアルタイムで、居宅サービス事業所や施設の空き情報や評判などの情報収集ができ、1件1件事業所に問合せしなくて時間短縮になるのに。」「マイナンバーに対して事業所での対応はどうしてる?」など話が出ました。とても新鮮でした。

次回第4回目は、来年2月18日(木)エンフレンテ3階で行います。是非、ご参加下さい。