2013年10月10日

10/8(火)平成25年度第1回全体研修会を開催しました。

「大規模地震に備える ケアマネができること」

開催日時: 平成25年10月8日(火) 13:30~16:40
開催場所: あざれあ6階大ホール
参加者数:  194名

まず、静岡市行政の防災対策の現状を学ぶため、①静岡市防災対策課による、東海地震の静岡市の被害想定・ひとりの市民としての地震対策 ②静岡市福祉総務課による、災害時要援護者避難支援制度と福祉避難所の現状を学びました。


東海地震では、静岡市内に震度7~震度6強クラスの地震が来ると予測されています。
①その中で、まずは我が身を守ること。津波の避難時は「より高く」「より遠くへ」。事前に家族で連絡方法・避難場所等の確認。備蓄品(食料は7日分+飲料水は1人1日3㍑を3日分)の確保等が大事であるとのお話でした。

②平成25年9月現在、災害時要援護者避難支援制度の登録者は、12万4000人います。そのうち、要介護者は、約20,000人です。災害時には、自主防災組織(自治会・町内会)・民生委員が主に要援護者のもとにかけつけて頂く事になるので、日頃から、ケアマネと民生委員・自治会・町内会・包括等、顔の見える関係を作る事が理想であります。しかし、ケアマネのご利用者の情報をどう地域で共有するかは今後の課題だと思います。
福祉避難所については、現在、静岡市内に現在74箇所協定を結んでいます。今後通所施設も増やしていきたいとのお話でした。

③今回の目玉として、実際、東日本大震災で発災時も活動されていた、宮城県ケアマネジャー協会・理事でもあられる 内田裕子ケアマネジャーに、仙台市若林区よりお越し頂き、体験談をご講演して頂きました。内田さんの勤務先である訪問看護ステーションも、津波の被害を受けました。

内田さんの話の中で印象にあった話しを紹介します。
「安否確認では、現場に行って見て自分で判断し、顔を見て話し合い、役割を明確にし連携して行動することが大切。」
「ケアマネジャーとしての役割と立ち位置、アセスメント力、ネットワーク、これらは普段からの実践していることが、いざというときに大切になる。」
「普段できていることは非常時でもできる。普段できていないことは非常時でもできない。」 
「ケアマネは何でも屋でなく、利用者の生活を支援する専門職であり、医師・看護師は利用者の健康を支援する専門職。自分たちの立ち位置を考え、専門外のことは専門職に振ることが大事である」
また、「支援の必要性の根拠を明らかにして、緊急入所等、市へ高齢者を保護するための判断材料を提供するために、アセスメントが有効であり、これは、ケアマネの役割である。」
実際、東日本大震災では、「ケアマネがいてよかった」「介護保険があってよかった」と実感された方は多くいたようです。本当に、内田さんの言葉ひとつひとつが、心に響きました。
 

時間に追われ、休憩時間も満足にとれなかったところがあり、運営上反省するところはありましたが、アンケートより、参加された方から、この研修会を受けて自身の防災意識が高まりましたという感想が多々ありました。とても有意義な研修会だったと思います。

参加されたみなさま、お疲れ様でした。

この様子は、当日のNHK静岡の夕方の番組「たっぷり静岡」でも放送されました。