令和6年度 第2回 葵北部地域事例研究ネットワーク研修会 開催しました
研修名: 第2回 葵北部地域事例研究ネットワーク研修会
開催日時: 令和6年11月14日(木)13:30~15:30
開催場所: 北部生涯学習センター2F第6集会室
参加者:39名
内 容:「大規模地震BCP机上訓練」
今回の事例研究ネットワークでは、大規模地震を想定してBCPの学びを深める研修会を開催しました。
4つのフェーズを通じて、発災直後、発災数時間、発災数週間、平時における取り組みを学ぶ機会となりました。
第1フェーズ 発災直後の訓練では、事業所が事業を継続するために、自分の事業所の見取り図やどのような対応をとるのか確認しました。
話し合いでは下記のような内容があげられていました(一部)
・消火設備や避難経路を確認したい
・消火器の使用方法に自信がない
・情報通信を確保したい
・避難時、事業所から持ち出す品を確認していきたい
・日頃から、防災意識をもって業務にあたりたい
・充電器やポータブル電源の必要性を感じた
・ライフラインの確認方法を知りたい
・災害本部の立ちあげ
・ラジオからの情報収集
・ボード(ホワイトボード等)の活用
第2フェーズ 発災後数時間を想定した訓練では、静岡県介護支援専門員協会が作成した「災害時リスクアセスメントシート」を使用して、各自の事例を持ち寄って意見交換をおこないました。
災害時に優先的に支援が必要な人について、下記のような内容があげられました(一部)
・独居の利用者
・高齢者世帯
・医療依存度の高い利用者
・認知症で理解が困難な利用者
・車いすなど移動困難な利用者
・危険な場所に居住している利用者
・避難所での生活が困難な利用者
また、解決方法として下記の方法があがりました(一部)
・支援が必要な利用者の優先順位を作成し、紙媒体で出力しておく
・電源が使えなくなることを考慮し、サービス担当者会議で事前に話し合う。
・利用者の防災意識や防災準備の向上を手助けする
・避難への拒否があることを想定しておく
・緊急時のショートステイや施設での対応の相談
・福祉避難所について活用方法を学びたい
・地域の人との関係を築いておく
今回の研修を通じてBCPを確認したいとおもったこととして下記の内容があげられました(一部)
・被災したときの手順を確認したい
・連絡網の確認
・避難場所を確認したい
・利用者や利用者家族の防災意識向上について
・水、トイレの確保
・事業所間の連絡方法
・自宅で被災した場合の対応
・利用者の意思確認ができているか
・居宅ケアマネジャーどうしの連携について確認したい
・個別避難計画の作成状況
・利用者の意思確認
・定期的にBCPマニュアルが更新されているか確認したい
参加した皆様お疲れ様でした。
次回は令和7年2月12日を予定しております。
次回もどうぞご参加ください!