実施場所:オンライン(zoom)
参加人数:44名(26事業所参加)
事例概略:
若い頃から様々な仕事で家族を養ってきた男性だったが高齢となり重篤な内臓疾患と重度認知症を発症。
男性は住み慣れた自宅で過ごすことを希望するが、妻に対しての暴言や危険な行為など支配的態度が激化し妻は通院もできない。妻は夫の施設入所を希望しているが在宅療養を継続していた。
問題点及び検討事項:
本人は在宅療養を希望。介護サービス利用は在宅看取りに備えた訪問診療・訪問看護と、訪問介護、福祉用具レンタル(布団横手摺)。デイサービスはやめてしまった。
グループワークでは本人の生きる力(庭や畑)に着目し、本人にあったデイサービスの選択や、妻の介護負担軽減のために送り出しや迎え入れの訪問介護の利用等、デイサービス利用を工夫する事で介護負担軽減を図る事や、施設入所するなら本人に寄り添うことが出来る施設を選択するなどの意見が出ていた。
結果:
事例提出後、男性はグループホームを利用。経済的な問題もあり変更申請を行い結果次第で特別養護老人ホームに入所することになっている。
残された課題:
施設入所の選択は、経済的な理由から限りがある。
提出者の感想:
事例を深めていく過程の中で男性の生活歴、親子関係についてアセスメント不足だったと実感した。家族間の関係性についてもう少し掘り下げることで、もっと違ったプランを家族に提案する事も出来たかもしれない。
清水支部・北部南部地区合同の事例研究ネットワークのご参加ありがとうございました。
次回の参加もお待ちしています。